Message [NIKON D7000]
写真は６月中旬に登った北海道南部にある大千軒岳。雪渓があったり桜が咲いていたりと、山はまだ春。
この山はヒグマが非常に多くて、いたるところに痕跡（糞）がある。
山菜ばかり食べているのか、糞をマジマジと観察すると
草の繊維だらけで緑色がかっている。
これだけ食物繊維を摂れば便秘になりそうも無いなぁ・・・。
この頃、ヒグマのことばかり考えている。
ヒグマに会ったらどう逃げるか、逃げ切れなかったらどうするか・・・
一方的にやられるのは絶対に嫌だな・・・・
そんなことばかり妄想している。
北海道のヒグマはツキノワグマより２～３倍大きくて、
雄だと400ｋｇくらいになるそうだ。
性格も凶暴で、一撃で人の首や背骨を折るくらいパワーがあるらしい。
ここ暫く、週末ともなれば登山しているけど、山で誰とも会わなかったり、
入山届けに書いてある前回の登山者の記録が１週間前だったりすると怖くなってくる。
そんな山は自然が濃くて魅力的な反面、何かあったとしても誰も助けてくれない。
動物に食べられて死ぬのは御免だ。悲惨な状態で発見されるのも嫌だ。
自分のザックには熊避けの鈴と笛、熊撃退用のスプレー、そして最後の頼りのナイフ。
一通りの備えはしている。でも、果たして、これだけで熊と戦えるのだろうか？
答えは分かっている、絶対無理なんだ・・・。
この山を下山する時、登山道の真ん中に新しい糞があった。
生まれたてホヤホヤのフレッシュな糞。湯気が立っているくらいに。
登る時には無かったから、１時間くらいの間に熊がしたものだろう。
どうして登山道の真ん中に目立つように態々するのか？
これは無言のメッセージ？
近くにいるぞ、これ以上進入するなと。
熊は自分らを見ていたのだろうか・・・？
ヒグマはこわいけれど、涼しそうな光景にほっとしました。
by スー (2011-07-04 19:36)
雄大な風景素晴らしいですね。
ほんと糞によって自分たちの存在を示してるように感じますね。
最後の写真すごく好きです。
by とみっち (2011-07-05 03:42)
スーさんへ
山の上は下界とは別世界です。
途中まで汗だくなのに、急に冷えてきます。
特に腹を冷やすと下痢ってしまう自分は
夏でも使い捨てカイロを常備しています。
by Lorca (2011-07-10 22:29)
とみっちさんへ
ここは北海道でも珍しいくらい
原始の自然が残っていて、
熊さんのパラダイス状態です。
by Lorca (2011-07-10 22:35)